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訪問看護師に転職するメリット

近年、高齢者の人口は増加傾向にあり、それに伴い、一時的な治療では治らない慢性的な疾患を抱える高齢者が増えるとされている。病院よりも自宅を終の棲家とする高齢者も多いため、訪問看護が注目を集めているのだ。政府も2025年計画の地域包括ケアシステムのひとつとして訪問介護の需要拡大を目指している。政府指導の需要拡大に伴い、訪問看護事業所や訪問看護ステーションで働く訪問看護師の需要が伸びている。訪問看護師は、夜勤がない職種のため、日勤で働きたい方や生活リズムを崩したくない方に人気なのだ。

通常の看護師の場合は、看護師を辞める理由の上位に「夜勤で体調が崩れるから」があるため、その点からも訪問看護師は魅力的な仕事だ。ただし、訪問看護師は月に数回だけは交代制でオンコールが入る場合もあるために注意したい。オンコールとは、自宅や事業所での待機業務のことだ。急患が出れば自宅まで訪問する必要があるが、ほとんどのケースは電話での相談案件だけだ。夜勤よりは楽というひとが多い。

また、訪問看護師は週休二日制を取っている事業所も多く、休みを取りやすい点も好ましい。仕事とプライベートを充実させることができるだろう。従来の医療現場よりも密にコミュニケーションを取ることができ、患者がご家族と深い信頼関係を築くことができる訪問看護師にやりがいを感じるひとも多い。これまで看護師として患者と接していたが、忙しくてあまり関われなかったことにもやもやした感情をいただいていた方は訪問看護師を転職先に検討してみてはどうだろうか。